エボラ記事を読むための前提になる情報
「ZMapp」
- カリフォルニア州の創薬ベンチャー、マップ・バイオファーマシューティカル社の製品
- タバコの葉を使って作成した3種類のヒト化モノクローナル抗体を混合している
- 現在、在庫は払底。再度製造するのに数か月を要する。
「TKM-Ebola」
「ファビピラビル」
- 日本の富山化学工業の製品。提携先は米国のメディベクター社
- RNA阻害剤(インフルエンザウイルスのRNAポリメラーゼ阻害剤。活性体の三リン酸体に変換されて阻害)。ウイルスの増殖を邪魔する。
- 「高病原性インフルエンザの薬物耐性株」が出現する事に備えて日本で開発された。すでに製造販売承認が出ている。
- 「エボラ出血熱で医師が裁量によって使用する事に問題はない」、という8月15日の厚生労働大臣のコメント有り。
- 米国防総省報道官によると、エボラ出血熱に感染したサルに同薬を投与して効果を確認する作業を進め、9 月中旬には暫定的な試験結果を得られる見通し
医薬品の開発・製造のプロセスその段階をクリヤして初めて「承認申請」が行える。
製造、品質管理、出荷・卸販売にも審査がある。
エボラ出血熱での死亡者数と死亡率
エボラ出血熱では、どんな症状が出ますか?
WHO(World Health Organization)は次のように説明しています。
「エボラ出血熱はウイルス性疾患です」
初期症状として次のような状態が現れる可能性があります。
- 急な発熱
- 急激に襲ってくる脱力感
- 筋肉痛
- のどの痛み
初期段階のこのような状態が変化して病態はより重症化して、下痢や嘔吐が症状として現れ、時にはからだの内部や外部での出血が見られるようになります。