イアン・クロージャー医師の治療について

この人の治療についての話は少し特殊です。実はこの人は、米国のエモリー大学病院医療センターで、エボラ出血熱の治療を受けていた3番目の米国人ですが、「匿名の男性」として知られていた人です。

その治療に際して、英国からウイリアム・プーリー看護師がビザを緊急に発給されて献血の為に米国に飛んだ事が報じられていましたが、実はその段階では既に「死んでいておかしくないほどの重体」だった事や、クロージャー氏がプーリー氏と同じ施設で勤務し、治療の為に彼を英国に送り出した上司だったことなども後に語られています。

治療経過は伏せられているので、情報は治癒後に出てきたインタビュー記事2件だけですが、その後に「治癒後の眼疾患」の状況が医学誌に報告されています。他の話と読み合わせるとエボラ出血熱が非常に危険な疾患だという事が理解できます。


エボラ出血熱の匿名医師は「危篤」だった

イアン・クロージャー医師は死の淵にいた

エボラウイルスは目の中に潜んでいた


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