3.11

 国を襲った災いによって命を奪われた死者達に祈りを捧げるはずだったその日も、新聞の一面には『STAP』調味料にまつわる疑惑が掲載されていました。そして目には見えないWeb上の網も、徐々に絞り込まれていたのです。


 網の一つの端は、「/.J」。
***この部分は、論争と調整する予定です***

 真夜中の酒場には、kahoさんの姿がありました。彼が話している内容について、「部門が違うとしても、同じ会社の中の事だろ? あんたそんな事しゃべって大丈夫なのかい?」、と気遣う声に彼が答えています。

 「いや、会社は僕が何をしているのか知っているけれど、それをやめるように妨害されてはいないよ。僕の目的は、実際に作られてもいない『STAP』調味料のレシピが一刻も早く取り下げられる事だし、なんでこんな事が起きたのかできる限り調べてほしいと思っているんだ。」、と話すkahoさんの声は真剣です。

 「疑問が沢山出ているレシピについて、しっかりした説明がされないままだと、科学の広野を探索する人達への信頼がなくなってしまいかねないし、会社への信頼もなくなりかねない。それに、この状態を曖昧にしておくと僕の研究にも支障がでそうだしね。それって、やっぱり困るよ。」、という彼の言葉にうなずいている人達があちこちで見られます。
***この部分は、論争と調整する予定です***