そして探索の旅が始まる

「なんだこれ?」

 さて、ここは再び理研のとある場所。登場人物はkahoさんです。

 『STAP』の成分表が見られない、という苦情は「Nature」に伝わり、小保方さん達の所に連絡が行われました。そして2月20日、米国の政府機関が運営しているデータベースに保存されていた成分表が、誰でも見られるようになりました。


 そして。
 成分表が誰でも使えるようになったら、すぐに解析を始められるようにと準備していたkahoさんは、成分表を入手し、いそいそと内容の解析を始め ・・・ 「あれ? おかしいな」  ・・・ 実際に調味料を作ろうとした人達と同様に、首をかしげました。お茶の実に由来する成分が、見つからなかったのです。

 どこかやりかたを間違えたかな?、と考えたkahoさんは「お茶の実成分データ」を持ってきて分析をしてみました。きちんと「お茶の実成分が存在しています」と表示されます。どうやら「お茶の実成分検出プログラム」にはミスは無いようです。

 自分のミスで結果に間違いが起きたのではなさそうだ、とすると、小保方さんが作った『STAP調味料』はお茶の実に由来する成分を含まないものだ、という事になります。「じゃあ、ここにあるのはいったいどんな調味料なんだろうね?」

 kahoさんは、こうして長く厳しい、真実を探す探索の旅へと踏み出したのでした。

STAP QUEST