「じゃあ、学校で育てている朝顔だったらどうだろう?」

 例えば、「朝顔」という袋に入っていた種をまいて育てたら「大きな長い実がなりました」、という事が起きたら、「凄い! それは今まで世界のどこにもなかった朝顔だ!」という事になるのかどうか、というのが今度の若山先生の話です。

 実際にあなたが育てた朝顔に大きな長い実が成ったら、どうでしょう?
 学校の先生は、一番初めに「長い実ですね ・・・ どうもこれはヘチマという植物の実に似ていますね ・・・ 袋の中のタネはヘチマの種だったんじゃないんですか?」とあなたに質問するでしょう。だって、成っている実は、ヘチマそっくりなんですから。

 実は、「お茶の実成分が入っていた」というのは、「葉っぱも花も朝顔のものでした」というような事を証明する、とても大切な部分なのです。葉っぱも花も朝顔だったという証拠が有ったから、大きな長い実がなる朝顔が『画期的な新しい朝顔』として認められた、というのが『STAP調味料』の話です。

 そこに育っていた植物が朝顔だ、という証拠がないなら ・・・ あなたは本当に朝顔の種をまいたのですか? という所からもう一度確かめなければなりません。


 そういうわけで、若山先生は、「STAP調味料のレシピは、撤回しましょう」、と呼びかける決断をしたのです。


STAP QUEST